研究科紹介

Graduate School Introduction

ホーム > 研究科紹介

グローバル化が進む現代社会において、地方では急速な人口減少が進行し、地域の活性化や地域文化の維持などが大きな課題となっています。これからの社会が直面する複雑化・多様化した課題を解決するために、国際社会で通用する能力や世界的な視点・経験を備え、地域社会・経済の活性化及び持続的発展に必要とされる高度な知識・技能を身につけ、地域創生の中心となって活躍する人材、すなわち、「新しい価値を創造する人材」が、今、強く求められています。

このため、既存の社会文化システム研究科および地域教育文化研究科を統合再編して、令和3年4月1日に「社会文化創造研究科」を新設します。

本研究科では、専門知識の深化に加え、広く社会で活躍できるよう俯瞰的視野・複眼的視野育成を目指した体系的なカリキュラムを提供するため、今までの学問領域の垣根を低くして、人文科学、社会科学、臨床心理学及び芸術・スポーツ科学を核にしながら分野横断的な教育を実現し、人間社会を「社会」と「文化」の関係から捉え直し、地域的な展開を新たに創造・実践できる「新しい価値を創造する人材」を育成してまいります。

多様な研究分野の教員のもとに、多様な社会文化的な背景を持つ学生・社会人が集う本研究科で、みなさんが「新しい価値を創造する人材」として社会に巣立っていくことを願っています。

山形大学長
玉手英利

研究科概要

本研究科は社会文化創造専攻の1専攻から構成されており、この専攻の下に、社会文化システム、臨床心理学、芸術・スポーツ科学の3コースが設置されています。さらに社会文化システムコースと芸術・スポーツ科学コースにはそれぞれ3つの教育プログラムを設け、これまで培ってきた教育研究の強みに基づいた体系的教育をさらに充実させています。

養成する人材像

人文科学、社会科学、臨床心理学及び芸術・スポーツ科学を核にしながら、人間社会を「社会」と「文化」の関係から捉え直し、地域的な展開を新たに創造・実践できる人材を育成します。

多様な研究分野の教員の交流推進
言語・文化学、日本学、人間科学・思想文化学、歴史文化学、グローバル文化学、考古人類学、公共システム、企業システム、国際システム、臨床心理学、スポーツ科学、音楽芸術、造形芸術
多様な社会文化的な背景を持つ学生の交流推進
留学生、社会人、山形大学出身学生、全国の他大学出身学生

概要図

従来の大学院からの
主な変更点

  • 専門知識の深化に加え、広く社会で活躍できるよう俯瞰的視野・複眼的視野育成を目指した体系的なカリキュラムを提供します。
  • 他分野の教員も含めた3名の指導教員からなる充実した研究指導を行います。
  • 多様な社会文化的な背景を持つ学生が交流する取り組みを推進します。
    参考:留学生比率23%、社会人比率11%、山形大学出身者比率48%、他大学出身者比率18%